2012年3月24日(土)に横浜のイルピローノレヴィータで1回目の「サバイバルサロンぷれぜんと」を開催しました。
「サバイバルサロン ぷれぜんと」は 「過去」に性暴力被害にあった経験を持つ人々が、前向きに生きる「今」の姿を語り合うサロン(談話会) から始まったグループです。
「サバイバルサロンぷれぜんと」と名付けた由来は・・・
「サバイバル」は
「困難な状況から生き抜く」という意味
「ぷれぜんと」は
①性暴力の被害を受けながらも今日まで生き抜いてきた自分への「ご褒美」
②サロン会で出会うことが出来た参加者それぞれが乗り越えてきた道のりを「尊敬しあう気持ちを贈り合う」
③presentには「現在」という意味もあるので「現在→今を生きている私たち」
という3つの意味
「性暴力の被害者であるが、今は被害に遭ったことも受け止め、自分自身はもちろん加害者を恨まずに、今その被害に囚われずに、幸せに生きている人」を参加条件として始まりました。
なぜ「サバイバルサロンぷれぜんと」という会を開いてみたいと思ったかというとそれは、第1回目サロン会から数か月前の出会いに遡ります。 私はそれまで、自分がちょっと変わったおかしな人間だと思っていました。
私自身、学生のころに被害に遭い、すでに13年が経過していました。
その間、加害者たちを恨んだり自分の落ち度を責めたり自分を否定して生活が荒れたり、苦しんだりした時期も長くありました。
それでも、その苦しみを通過するうちに、加害者への恨みや自分を責めることをしなくなってきました。もちろん、時が解決した部分もあるでしょうし、恨んでも責めても過去は変えることができないのなら、今この先から変えていけるようにしようと思い続けたからだと思います。
いつしか、恨みは無くなりむしろ、加害者たちも幸せであればいいのにとまで思うようになりました。
「でも、これ、他の性暴力サバイバーさんが聞いたらどう思うんだろう?」
加害者を恨んでいないなんて人間が居ると知ったら、今苦しんでいる性暴力サバイバーさん達を混乱させて更に苦しめてしまうのではないだろうか・・・
そう思って、この思いは自分の胸の中にしまい込んでいたのですが、性暴力サバイバーさんたち数人と出会う機会があったので、その時に思い切ってその思いをお話ししました。
あー、きっと拒絶されるだろうな・・・
ま、いいか、それなら2度と言わないでおこう。
そう思ったのですが、意外にも、私と同じような思いを持たれている性暴力サバイバーさんも少なくないということが分かりました。
加害者を恨んだり、自分を責めたりしない状態ってすごく清々しいし、今幸せですって言える人がいるならば・・・出会って、その人の「今」を知りたいなと思いました。
そして、今幸せである性暴力サバイバーが存在を公開するということは、今苦しんでいる人たちに、苦しみの出口が存在するんだよってことを知ってもらうことにも繋がって、それが希望であっても、怒りであっても
「過去に囚われない、自分だけの人生を生きる」
そのためのエネルギーになるんじゃないかと思いました。
この思いに最初に賛同してくださった性暴力サバイバーさんたちと共にサロン会を中心として気づいたこと、回復へのヒント、情報などを発信していくことを決め、セミナー、講演、イベントなどでも活動しています。
そして、サロン会については年に3回大阪と東京のどちらかで定期的に開催し、ぷれぜんとにとって最も大切なイベントとして今後も続けていきます。
「ぷれぜんと」という意味を込めて「お祝いごと」の時のように普段よりも少し華やかな空間でお食事をしながら今を生きる私たちを語り合う次回のサロン会は
2019年3月10日(日)13時より、大阪での開催を予定しています。
場所につきましては参加者さんのみお知らせ致します。
ご参加されたい方、参加条件についてのご相談をされたい方はヤマトミライあてに以下のフォームよりご連絡をお願いいたします(^^)
2019年3月10日(日)13時から16時予定
サバイバルサロンぷれぜんとサロン会
お申し込み・お問い合わせ専用フォーム
↓↓↓↓↓
https://www.secure-cloud.jp/sf/1457427079GcjZATKr
また、ご参加につきましては以下の注意事項にご同意されているものとみなしますので、必ずお読みください。
参加にあたっての注意事項
↓↓↓↓↓
http://ameblo.jp/present2012/entry-11896133003.html
サロン会の参加料は10000円(ランチ代込み)となっております(^^)
ランチで10000円??高っ!!ですが、サバイバーとして生き抜いてきた自分へのご褒美(プレゼント)とサバイバーであるお互いに敬意を払うという思いを込めて、サロン会ではフランス料理のフルコースなどのお店を選んでいますのでご理解頂けたら幸いです♪
(今回はビアガーデンプランですが時間無制限の特別プランとなっております)
・性暴力被害に遭い、辛い過去があるけれど、「今」はそれを不幸と思っていなくて、むしろ「今」の幸せにつながっていると思っている人
・加害者を憎むこともあったけれど、「今」加害者を許し、加害者の気持ちも理解しようと思える人
・被害に遭った自分を責めて立ち止まることもあったけれど、「今」その事実を受け入れて前向きに人生を過ごしている人
・「今」苦しい思いをしているサバイバーに回復の道のりを押し付けず寄り添い、共感し、彼女(彼)なりの回復を信じることが出来る人
◆サバイバルサロンぷれぜんとが応援したいと思っている「サバイバー」とは◆
・性暴力被害に遭った私の気持ちなんて誰も分かってくれないと感じて、サポートを信頼できない人
・性暴力被害に遭ったことで、加害者や周囲の人に対して恨みを持っている人
・性暴力被害に遭ったことで、自分の人生そのものを不幸と感じ、幸せにはなれないと感じている人
・性暴力被害に遭ってから今もなお、苦しい現実を過ごしている人
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